2026.06.23-06.28|京都大学 写真部「新人展」
京都大学写真部による本展「新人展」は、歴史あるサークルならではの確かな技術と、個々の自由な感性が調和した見応えのある展示となっている。
フィルムの粒子感を宿したモノクロームから、デジタルの鮮やかな色彩まで、多様な作品が整然と、あるいはリズミカルにギャラリーの壁面全体を彩っている。
生命力に満ちた動物や一瞬の光を捉えた風景、旅先の瑞々しいスナップ、そして物語を想起させるポートレートまで、被写体は実に幅広い。
都市とそこに生きる人々の交錯を捉えた作品群からは、変化する社会を見つめる若者らしい鋭さと叙情が伝わってくる。
統一された規範に縛られることなく、それぞれが「撮りたい写真」に誠実に向き合った結果、会場全体が個人の記憶を編み込んだ一つの壮大なモザイク画のように機能している。
フィルム文化の保全という伝統を背負いながらも、その表現は極めて自由で軽やかだ。
彼らが切り取った日常の一片一片は、鑑賞者の記憶の底にある風景と静かに共鳴し、確かな余韻を残す。
一歩足を踏み入れれば、ファインダー越しに世界と対話する彼らの視線を追体験することになるだろう。








作品展について
2026年6月23日(火)〜6月28日(日)10:30-17:00
入場無料
作家プロフィール
京都大学 写真部
京都大学写真部は、1947年創部、学内最古の京都大学公認写真系サークルです。
銀塩フィルム現像などの写真文化を保全し、また写真に興味がある学生に対して写真展や撮影会などのイベントを行うコミュニティを提供しています。
フィルムカメラで撮影する学生はもちろん、デジタルカメラだけで撮影する学生まで、それぞれの撮りたい写真を大切に自由に活動を行っています。
Instagram
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