2025.11.11-11.16|「夜に浮かぶ四景」成安造形大学教育後援会 協賛
本展「夜に浮かぶ四景」は、成安造形大学の学生作家4名によるグループ展示である。
タイトルの通り、夜という時間を軸にしながら、各人が見つめる光と闇の境界が、異なる質感と物語性をもって広がっている。
1階には、漫画的構成を用いながら感情の奔流を鋭く切り取ったモノクロームのデジタル作品と、月夜と深海とが対をなすように構成された、青を基調とする幻想的な絵画が並ぶ。
絵具の上に施された立体的なモチーフが、夜空に瞬く星や深海を彷徨う微生物のように輝きを添えている。
階段を上がると、柔らかな灯りに包まれた空間が現れる。
闇の中にほの白く浮かび上がるのは、木炭で描かれた妖精の輪郭。
月明かりの下でそっと佇む姿や、光を手に包み込む影など、静けさの中に小さな物語が潜んでいる。
隣の壁面では、アクリルによる色彩の世界が展開される。
青や紫、淡いピンクが溶け合いながら、空や水面、そして夢の断片を思わせる。
作品がランダムに配置されていることで、視線は自然と揺らぎ、夜道を散歩しているような感覚を誘う。
彼女たちが描く「夜」は、恐れや孤独ではなく、心が静まる祈りの時間としての夜なのかもしれない。
光と闇、現実と幻想のあわいに佇むやさしさを感じさせる展示である。








作品展について
2025年11月11日(火)〜11月16日(日)10:30-17:00
入場無料
黒都をこめ/辻晴香/豊田真梨子/水野茜梨
成安造形大学教育後援会 協賛
作家プロフィール
黒都をこめ
Instagram
https://www.instagram.com/r_bone__