2025.11.04-11.09|陶祥窯「福岡陶祥の器展」
深い緑が光を包み込み、しっとりとした艶の中に土の息づかいが感じられる。
陶祥窯・福岡陶祥の作品は、瀬戸・赤津の地で培われた伝統の技に、現代の感性を穏やかに重ねた器である。
独自に調合された織部釉や飴釉は、見る角度によって複雑な表情を見せ、使い込むほどに柔らかさを増していく。
器の縁にわずかに残る手仕事のゆらぎ、文様の余白に漂う間の美。
それらが日常の食卓や花の景に、静かなリズムをもたらしている。
桃山陶への敬意を軸にしながらも、造形は自由で伸びやかだ。
角皿や花器には、土の力強さとともに、暮らしに寄り添う軽やかさが宿っている。
実用の中に美を見出し、使う人の時間を優しく彩る器。
そこには、古き良き焼き物の精神と、現代に生きる「使いたくなる器」への確かな信念が息づいている。










作品展について
2025年11月4日(火)〜11月9日(日)10:30-17:00
入場無料
作家プロフィール
陶祥窯 福岡陶祥
愛知県瀬戸の地で桃山の昔より代々作り続けられている日本六古窯の一つ赤津焼で修業を積み、桃山陶に思いを寄せ、独自に調合した織部釉や飴釉などの釉薬を駆使し、使える器、使いたくなる器作りを心掛け、食の器や花の器などを創作しております。