TEFTART「世界にひとつだけの小さな友だち」

2026.09.29-10.11|TEFTART「世界にひとつだけの小さな友だち」

ものづくりの街・東大阪の町工場で生まれた幾何学的な美意識と、温もりあふれる造形精神が交錯することで生まれたプロダクト「TEFTART」。
ギャラリーの壁面を飾る小さい額縁の中には、精緻なネジやナット、そして色鮮やかなペン軸の素材によって造られた小さなロボットたちが佇んでいる。
手作業で切断・研磨された艶やかな樹脂のマーブル模様と、無機質ながらどこか愛らしい金属パーツの組み合わせは、工業部品の静かな機能美に生き生きとした表情と生命感を与えている。
作者の原点には、幼少期から工場で触れてきた工業製品への純粋な親しみと発見がある。
冷たい金属部品を素材として見つめ直し、手作業で組み上げることで「世界にひとつだけ」の物語を紡ぎ出す。
壁面に並ぶ立体作品や繊細な手描きの原画、ディスプレイケースに整然と敷き詰められた小さなロボットたちは、効率性を求める現代の工業の世界に対する、温かな詩的回答と言えるかもしれない。
素材の持つ個性を丁寧に引き出し、無機質な部品を愛おしい存在へと生まれ変わらせる技と愛。
それぞれのロボットが宿す独特の表情と細部の輝きを、ぜひ会場で確かめてほしい。

作品展について

TEFTART は、1994年に大阪府東大阪市の小さな町工場から始まりました。
1974年、モノづくりのまち東大阪市で、父が電子機器を扱う町工場を創業しました。
幼い頃から私の周りには、ネジやナットをはじめとする多くの工業製品部品があり、それらはいつしか私にとって身近なおもちゃのような存在になっていました。
1994年、父の仕事を手伝うようになり、改めて工業製品部品と向き合う中で、その機能的で美しいデザインに気付きました。
「この部品たちを使って、何か新しいものをつくることができないだろうか。」
その想いから TEFTART は誕生しました。
以来、ステンレスや真鍮、電子機器部品など、さまざまな素材が持つ形や質感、個性を活かしながら、ロボットをモチーフとした作品へと生まれ変わらせています。
そして、新たな制作素材として出会ったのが、万年筆やボールペンの胴軸に使われる「ペンブランク」です。
色彩や模様、透明感など、一つひとつ異なる表情を持つペンブランクの美しさと可能性に魅了され、そこから新しいコンセプトのロボット作品が誕生しました。
ペンブランクの切断、穴あけ、研磨、そして一つひとつの部品の組み上げまで、すべての工程を手作業で行っています。
素材そのものが持つ個性を大切にしながら、デザインから製作まで一体ずつ丁寧に仕上げています。
そのため TEFTART の作品に同じものはありません。
すべてが世界にひとつだけの一点もの。
あらゆる素材に新しい表情と物語を与え、小さなロボットとして命を吹き込んでいます。

2026年9月29日(火)〜10月11日(日)10:30-17:00 ※月曜日休廊
入場無料

作家プロフィール

TEFTART

Instagram
https://www.instagram.com/artmassanova/

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